「カルメン故郷に帰る」和歌山を舞台に全国上演
2024年07月04日 16時33分
戦後の日本映画で初のフルカラー作品として人気を博した「カルメン故郷に帰る」が、和歌山を舞台にした演劇作品として再構成され、和歌山ゆかりの女優・藤原紀香(ふじわら・のりか)さんを主役に、全国で上演されることになりました。
この作品は、戦後復興期の1951年に木下恵介(きのした・けいすけ)監督が手掛けた日本初のフルカラー映画で、主人公のダンサー・リリィが長野県の山里に帰省し、初恋の男性・春雄と再会する喜びもつかの間、村人達から奇異の目を浴びつつも、次第に心を動かしていくあらすじです。
今回、主催する松竹が舞台を長野県から和歌山県に変えて再構成し、主役のリリィに和歌山ゆかりの女優・藤原紀香さんを起用しています。
来月(8月)から東京の新橋演舞場を皮切りに、関西では9月5日から17日にかけて、なんばの大阪松竹座で上演されます。
ほかに、春雄役の徳重聡(とくしげ・さとし)さんや、コント・レオナルドの石倉三郎(いしくら・さぶろう)さん、白浜町ゆかりの渋谷天外(しぶや・てんがい)さんらが脇を固め、演出は少年隊の錦織一清(にしきおり・かずきよ)さんが務めます。
藤原紀香さんは「舞台が私の第二の故郷・和歌山に移し、関西弁のお芝居になると聞いています。賑やかで笑いあり涙ありの舞台に仕上がると思います。私、カルメンは劇場で皆様をお待ちしております」とコメントしています。
主役の藤原紀香さんは、今月(7月)10日に、和歌山県の岸本周平知事を表敬訪問します。