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「檜扇」7本を蔵出し 熊野速玉大社

2024年07月03日 18時23分

イベント歴史・文化

新宮市の世界遺産・熊野速玉大社で、無病息災などを願って今月14日に開かれる「扇立祭(おうぎたてまつり)」で神前に供えられる「檜扇(ひおうぎ)」7本がきょう、虫干しのため、蔵出しされました。

檜扇は、薄いヒノキの板に松竹梅やシラサギなどが描かれ、金箔(きんぱく)や銀箔(ぎんぱく)も施されています。

祭りでは、高さが1・5メートルある大型の扇1本が本殿の前に、高さ80センチの扇6本は社殿の6カ所にそれぞれ立てられます。

熊野速玉大社は、室町時代のものとされる国宝の檜扇11本を保管していますが、祭りでは、1964年に作られた複製品を使います。

神職の浜中孝成(はまなか・たかなり)さんは「扇で涼しさを感じてもらい、疫病を払ってほしいという願いを込めました」と話していました。

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