東京で第28回梅議連の総会・二階俊博議員が奮起促す

2024年06月14日 17時37分

政治社会経済

和歌山県特産の梅の生産や販売を増やそうと、地元出身の二階俊博衆議院議員らが発足させた「梅振興議員連盟」の第28回総会が、きのう(13日)東京の参議院議員会館で開かれました。

梅を漬ける二階俊博議員(左)と小渕優子自民党選挙対策委員長(右)(6月13日・東京・参議院議員会館)

ことし(2024年)は天候不順などで梅の生産量は全国的に低調で、主産地の和歌山では特に大幅な低下が見込まれています。農林水産省の生産予想量は、平年の6万トン余りを大きく下回る2万5千トンという状況です。一方で品不足による価格の上昇が続いています。

総会には議員連盟のメンバーのほか、和歌山、埼玉、群馬などの梅の産地の代表や、農林水産省の担当官ら出席しました。

一時、体調を崩したと伝えられた議員連盟幹事長の二階議員も元気な姿を見せ「生産量の大幅な減少が見込まれる時こそ、産地が一体となって、この難関を突破しなければならない」と奮起を促しました。

産地の現状を説明するみなべ町の小谷町長(赤い法被)

このほか、みなべ町をはじめ、埼玉県越生町()や神奈川県小田原市()など梅の生産地がそれぞれ現状報告を行いました。

また、特定外来生物の害虫の生態や防除に関する専門家の報告もあり、その対策の議論も行われました。

最後に、気候変動対策の技術の普及やスマート農業の技術の開発などを盛り込んだ決意文を採択したほか、二階議員らがポットに梅とアルコールなどを漬け込む、梅酒づくりのデモンストレーションも行いました。

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