和歌山市・子ども未来基金創設などの議案提案
2024年06月04日 19時37分
和歌山市は、市民からの寄付金で創設する「子ども未来基金」や、川永地区での地域バスの本格運行などに取り組むため、今月(6月)11日に開会する6月定例市議会に関連する議案を提案します。
それによりますと、子ども未来基金は、亡くなった市民が代理人を通して市に寄せた1億8千万円余りを活用して基金を創設するもので、子どもの健やかな発展のために使うとしています。
具体的な使い道としては、ことし(2024年)4月1日以降に生まれた新生児に、出産祝いとして東洋ライスの医食同源米か、木の玩具のいずれかを贈ることにしているほか、子どもの読書活動充実のため図書を6000冊購入し、市民図書館の本館などで貸し出します。
和歌山市の6月議会に提案されるこのほかの議案には、川永地区で地域バスを本格運行するための費用や、和歌山北インターチェンジのフルインターチェンジ化に向けた効果検討調査の費用などが盛り込まれています。
また南海和歌山駅前の再開発事業を支援するため、事業効果などを分析する効果研究を行います。
和歌山市がこの議会に提案する一般会計補正予算額は合わせて43億円で、補正後の一般会計の総額は1545億円になります。
また和歌山市議会は、きょう(4日)議会運営委員会を開き、6月定例議会を今月11日から今月27日までの17日間の日程で開会することを申し合わせました。