2024年度の和歌山県知事表彰式
2024年05月27日 18時37分
今年度(2024年度)の和歌山県知事表彰式が、きょう(27日)和歌山市のホテル・アバローム紀の国で開かれ、和歌山県内で公共の福祉や地域活動などで功績のあった個人や団体に岸本周平知事から表彰状が贈られました。
1953年から行われている県知事表彰は、これまでに個人5326人と316団体に贈られています。72回目となる今回は、個人54人と6つの団体が表彰されます。
このうち、保健福祉の部門では、県・調理師会の理事や会長を務め、大規模災害時に会員が避難所での調理で協力する県との協定締結に尽力した、和歌山市のフランス料理店「JOY味村」の味村正弘(みむら・まさひろ)さん72歳らが、運輸業の部門では、南海電鉄会長兼CEOで和歌山市駅の駅ビル「キーノ和歌山」の整備などに尽力した、和歌山市の遠北光彦(あちきた・てるひこ)さん69歳らが、それぞれ表彰されました。
受賞者を代表してあいさつした、南海電鉄の遠北会長は「和歌山県内への旅行客のいざないは、我々の使命としてますます重要になる。来年(2025年)の大阪・関西万博では、多くの人が和歌山各地の魅力に触れてもらえる絶好の機会なので、皆さんと一緒に地域の活性化に取り組むと共に、昔から受け継がれた地域の宝を次の世代に継承したい」と決意を新たにしました。
今回の受賞者の最年長は、文化振興の分野から、和歌山市の「木ノ本(きのもと)の獅子舞保存会」で継承と指導に尽力した清水進治(しみず・しんじ)さん91歳、最年少は、商工の分野から、関西製鉄所和歌山協力企業協同組合の代表理事として業界の発展に尽力した、和歌山市の湊組社長・笹本昌克(ささもと・まさかつ)さん53歳です。