和歌山県九度山町の男性 1620万円・詐欺被害
2024年05月17日 20時16分
SNSで携帯電話にメッセージが届いた女性とやり取りする中で、暗号資産の投資話をもちかけられ、女性の申し出を受け入れて投資を始めた和歌山県・九度山町の男性が、1620万円をだまし取られたことがわかりました。
橋本警察署によりますと、九度山町に住む50歳代の男性は、去年(2023年)3月上旬頃、フェイスブックで友だち申請を求めるメッセージが、女性の写真付きで届いたため、相手の女性とラインでのやり取りを始めました。その中で、女性もやっているという暗号資産の投資話をもちかけられ、「この女性と共通の話題を作れるなら」と女性に薦められたアプリをダウンロードし、ネット銀行の口座を開設しました。そして、男性が、1000円を投資したところ、サイト上で瞬く間に500円の儲けが出たため、「投資をすれば、楽に稼げる上、女性とも親しくなれる」と考え、女性に言われるままに投資を続け、去年6月14日までのおよそ3ヶ月足らずの間にあわせて18回にわたり、総額およそ1620万円を指示された口座に振り込みました。
その後、投資で得た利益を出金しようとしたところ、システムのトラブルという理由で、お金を引き出せない状況が続き、去年9月9日以降、相手と連絡もとれなくなったことから、知人に話をしたところ、「詐欺ではないか」と指摘され、おととい(5月15日)になって、警察に相談し、被害届を提出しました。
和歌山県警察では、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話」を開設していて、見知らぬ人から、友だち申請や、必ず儲かるなどの文言があれば、すぐに電話するよう呼びかけています。「ちょっと確認電話」の番号は、0120・508・878(これは・わなや)です。