紀州のドンファンと呼ばれた資産家の野崎幸助さん当時７７才を殺害したとして殺人罪などに問われた元妻の須藤早貴被告２８才が事件前別の男性から現金をだまし取ったとする詐欺罪の初公判があす（１０日）和歌山地方裁判所で開かれます。殺人事件での逮捕後被告は黙秘ししているとされ、殺人罪での公判は開かれる見通しが立たず、詐欺罪だけの審理となります。

起訴状によりますと今回の公判での事件は２０１５年３月から２０１６年１月にかけて３回に渡り札幌市の当時６１歳の男性から海外留学の準備金などの名目で合わせておよそ２９８０万円をだまし取ったとされています。

被告はその後２０１８年５月２４日殺意を持って致死量の覚せい剤を野崎さんに摂取させ殺害したとされています。

被告は詐欺当時１９才でしたが、家庭裁判所装置当時２０才以上だったため検察官送致され起訴されました。詐欺罪は裁判官３人で審理され、公判は今後７月にかけて４回開かれその後判決が言い渡される予定です。