クジラの恵みに感謝 太地町で供養祭

2024年04月29日 18時39分

歴史・文化社会経済

古くから貴重な食料として利用されてきたクジラの恩恵に感謝しようと、捕鯨の町として知られる太地町(たいじちょう)できょう、毎年恒例の「鯨供養祭(さい)」が営まれました。

太地町での捕鯨は400年以上の歴史があると言われ、発祥の地とされています。

きょうの「鯨供養祭」には、かつて、鯨を見張る見張り台があった公園に漁協や捕鯨OB会の関係者らおよそ40人が集まりました。

そして、地元の住職がお経を上げる中、参列者はセミクジラをかたどった慰霊碑に手を合わせ、焼香を行っていました。

漁協の貝良文(かい・よしふみ)専務理事64歳は「私たちは命あるものをいただいて生かされている。いただきますの精神でクジラの食文化を継承したい」と話していました。

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