自民鶴保参院議員「これから決めます」衆院くら替えするかどうかの 明言避ける/和歌山県
2024年04月21日 19時51分
自民党の鶴保庸介参議院議員が、衆議院和歌山1区にくら替えして立候補することを巡り、自民所属の一部県議が見送り要請をしたとされることについて、鶴保議員は、「正式に私に要請があったわけではないので、(関係者から)そのいきさつについての報告をはじめて聞いた」と話しました。立候補を断念するかどうかについては「これから決めます」と話し、時期については、「できるだけ早く決めたい」と述べるにとどめました。
これはきょう(4月21日)和歌山市内で開かれた、自民党和歌山県連の代表役員会のあと、記者の質問に鶴保議員が答えたものです。
代表役員会は非公開で行われ、出席した役員によりますと、次の衆議院議員選挙の和歌山1区と2区の候補予定者について具体的な話はなく、来月(5月)初めまでに再度、県連の代表役員会を開いて話し合い、その後、拡大役員会を経て県連大会で諮るということです。
また、裏金問題で党本部から離党勧告を受け、離党した参議院和歌山県選挙区の世耕弘成議員が現在、県連会長代行を務めていることについて、県連関係者は、「党本部の勧告に従って離党した経緯や、本人からの申し出もない」と話し、「県連に多大な貢献をしていただいた方なので、県連の現在の役職を引いてもらう必要はない」と話し、現在のところ県連の役職に変更がないことを明らかにしました。
次の衆議院選挙で和歌山県の2つの選挙区をめぐっては、2区の支部長を務める二階俊博元幹事長が次の総選挙に立候補しないことを表明していて、鶴保議員が1区からのくら替え立候補を断念した場合、県連は1区と2区で改めて候補者を選定することになります。