二階俊博氏不出馬・和歌山県の岸本知事「政治家として一番重い判断」
2024年03月25日 15時08分
自民党の元幹事長で衆議院和歌山3区選出の二階俊博氏が、きょう(25日)午前、記者会見で「派閥の政治資金問題で政治不信を招いた責任を明らかにする」として、次の衆議院選挙に出馬しないことを表明したことについて、和歌山県の岸本周平知事は「政治家として一番重い判断をして、けじめをつけたのだと思う」と述べました。
岸本知事は、二階氏の記者会見を受け、きょう正午ごろ、県庁で記者会見を開き、かつて和歌山を地盤とする与野党の衆議院議員同士で対立したことや、知事選挙で自民党の推薦を得て当選したことなどを振り返り「二階氏からは『用事の無いときにこそ訪問しなさい。続けていれば、時候の挨拶だけでもお互いの気持ちがわかるようになる。用事のあるときだけに来る政治家に、ろくな者はいない』と教わった。かつて敵味方に分かれていたが、このような懐の深い言葉を持った政治家は、いまの野党からは出てこないのではないか」と語り、二階氏に対して、今後も、国土強靱化や大阪・関西万博など、県の行政に対するアドバイスを希望しました。