ALS患者のドキュメンタリー映画、上映会
2024年03月24日 17時12分
全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病「筋萎縮性側索硬化症=ALS」患者のフランス人男性の日常を描き出すドキュメンタリー映画「アンバンシブルエテ(不屈の夏)」の特別上映会がきょう(24日)午後、和歌山市西高松(にしたかまつ)の県立図書館メディア・アート・ホールで行われ、定員いっぱいの300人余りが鑑賞しました。
これは、突然発症し、去年(2023年)8月に、ALSの認定を受けた和歌山市の北畑達哉(きたばた・たつや)さんが呼びかけ人となって開催されたもので、車イスでの来場者もありました。
北畑さんは、「5万人に1人か2人という難病を自らが発症したことについて、選ばれたと考えるようにしている」と話すとともに、「ALSを含む難病や障害のある人たち、その家族らが、病気や障害のこと、また、生きる希望などを共有できる場をつくりたい」とも述べました。
会場には、映画上映に協力した一般財団法人すこやかさゆたかさの未来研究所の畠中一郎(はたなか・いちろう)代表理事も姿を見せ、北畑さんと意見交換しました。