【和歌山県議会】岸本知事「東牟婁地方にも夜間中学校設立検討」
2024年03月06日 21時58分
和歌山県の岸本周平知事は、選挙公約のひとつに掲げていた県立の夜間中学校の設置について、早ければ2026年4月の開校を目指して、紀南の東牟婁(ひがしむろ)地方への設置を検討していることを明らかにしました。
これは、きのう(6日)の2月定例和歌山県議会で、自民党県議団の山田正彦(やまだ・まさひこ)議員の一般質問に岸本知事が答弁したものです。
山田議員は、和歌山市が去年(2023年)12月、市立和歌山高校の敷地に、来年(2025年)4月、夜間中学校を開校させることを表明したことを受け、貧困や差別などの理由で昼間に学校に通えなかった人や、外国人労働者などに対する学びの受け皿づくりの必要性を訴え、岸本知事に県立夜間中学校の設立を求めました。
岸本知事は「学びたい人が学びたい時に学ぶことができる環境づくりの一環として、県立夜間中学校の設立は選挙公約のひとつで、南北に広い和歌山県では和歌山市だけでは不十分で、市町村などと協議した結果、紀南の東牟婁地方に県立の夜間中学校を開設する準備を行うことにした。早くて2026年4月の開校を目指したい」と述べました。