ロケット発射日近づく、交通渋滞対策様々
2024年03月05日 16時14分
串本町と那智勝浦町にまたがる民間のロケット発射場から、初めてのロケット打ち上げが近づき、多くの見学者の来訪などで、交通渋滞が予想されるとして、対策がすすめられています。
渋滞が予想されるのは、串本町と那智勝浦町、それに、太地町の国道42号で、当日は、駐停車禁止などの規制も行われることから、国土交通省・紀南河川国道事務所では、田辺方面と新宮方面との車両での行き来については、内陸部を通る国道311号などへ迂回するよう呼びかけています。
現地の交通規制は、国道42号では、発射場のスペースポート紀伊(きい)をはさんで、串本町と那智勝浦町にそれぞれ設けられる公式見学場を中心に、前後1キロが駐停車禁止となり、その区間の間と、区間の両端から各2キロが駐車禁止となります。
また、公式見学場の串本町の田原(たわら)海水浴場と那智勝浦町の旧浦神(うらがみ)小学校跡地へは、入場チケットがないと入場できないほか、アクセスは、車両の場合は、見学場から、それぞれ10キロほど離れた指定の駐車場に車を置き、専用のバスで会場とを往復するパークアンドライド方式での入場に限られ、会場に乗用車での直接乗り入れはできません。
JRでのアクセスは、最寄駅からの徒歩となり、紀伊田原駅から会場の田原海水浴場へは9分程度、紀伊浦神駅から旧浦神小学校跡地へは、徒歩およそ2分となっています。
なお、JR西日本では、打ち上げ当日、紀勢本線の紀伊田辺駅や串本駅、新宮駅などから見学場の最寄りとなる紀伊田原駅や紀伊浦神駅に停車する臨時列車を上下あわせて9本運行することにしています。そして、JRでは、各列車とも混雑が予想されるとして、時間に余裕を持った利用を呼びかけるとともに、混雑状況によっては、列車内への自転車の持ち込みを中止する場合があるとしています。
このほか、当日は、串本町大島(おおしま)の樫野崎(かしのざき)灯台駐車場は、ロケット打ち上げ終了時まで閉鎖されます。
民間初となるスペースワンのロケットの打ち上げは、今月(3月)9日、午前11時から正午頃の予定で、打ち上げの模様は、インターネットのユー・チューブで配信され、パソコンやスマホなどで無料で見られるほか、阪和自動車道の印南、吉備湯浅、紀の川などのサービスエリアやパーキングエリア、それに、和歌山市のイオンモール和歌山や海南市の海南ノビノスなど、各地でパブリック・ビューイングも予定され、現地に行かなくても、打ち上げの様子が見られる環境が広がっています。