「ウエストエクスプレス銀河」今季最終便、新宮を出発
2024年03月03日 18時36分
去年(2023年)9月から、京都・新宮間を週2往復、あわせて36回運行したJR西日本の観光列車「ウエストエクスプレス銀河」の今シーズンの運行最終日となったきょう(3日)、新宮駅に、およそ300人が集まり、列車に手を振るなど、最終便の出発を見送りました。
ウエストエクスプレス銀河は、JR西日本の観光列車で、2021年に初めて、紀南コースに乗り入れて以来、今シーズンで3年連続で運行され、車窓からの景色などのほか、列車内や主要駅でのおもてなしや物産販売などが人気となっています。
乗客で、大阪府高槻市の60代の女性は「紀南は食べ物もおいしく、風景も素晴らしかった。また来たいです」と話し、三重県の20代の女性は「学生時代に通学で乗った路線をこんなきれいな電車が走っているのを知って乗車しました。沿線もずいぶんきれいになっているなと思いました」と話しました。
また、この日は、駅構内では、地元の特産品や鉄道グッズの販売などが行われ、乗客や観光客らの人気を集めていました。
JR西日本・和歌山支社の富澤五月(とみざわ・さつき)社長は、「乗車人数は、去年の運行の1・5倍の4500人となった。これは、ひとえに地域の皆さんが乗客へのおもてなしにご協力くださったお陰。今後の和歌山での運行は、まだ決まっていませんが、今年は世界遺産登録20周年でもあり、新たなプランを提供できるよう頑張っていきたい」と話しました。