「公正誠実に向き合う」大阪地検新検事正が抱負、和歌山市出身

2024年03月03日 18時32分

社会

先月(2月)29日、大阪地検検事正に着任した、小弓場文彦(こゆば・ふみひこ)氏が、このほど記者会見をひらき、日々発生する刑事事件に公正誠実に向き合い「府民が安心して生活できる社会の実現を目指す」と力を込めました。

小弓場氏は、交流サイト(SNS)の匿名性を利用した特殊詐欺事件では「昔のように、組織性から真相を解明するのが難しくなっている」と指摘、パソコンやスマートフォンを解析する「デジタルフォレンジック(電子鑑識)」を活用し、客観証拠を積み重ねることが重要だと強調しました。また、検察官人生では、うまくいかなかった事件の方が印象に残っているとし「何が供述のきっかけになるか分からない。取り調べには準備が必要で、引き出しは多く持っていた方が良い」と語りました。

小弓場氏は、和歌山市出身で、中央大学を卒業し、1992年に任官、大阪地検勤務は7度目ということです。これまで、佐賀地検検事正、福岡高検次席検事、大阪高検次席検事などを歴任しています。

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