慶風高校の生徒が能登半島地震義援金を和歌山市長に託す
2024年02月28日 18時27分
和歌山県紀美野町(きみのちょう)にある私立慶風(けいふう)高校の生徒が、文化祭で集めた能登半島地震の義援金を、きょう(28日)和歌山市の尾花正啓(おばな・まさひろ)市長に託しました。
義援金は、普段、学校や周辺でのボランティア活動や、海外との交流を行っている慶風高校のインターアクトクラブの生徒が中心となって、今月(2月)行われた文化祭などで募金を呼びかけたもので、生徒や保護者らから多くの協力が得られました。
きょう、インターアクトクラブの代表で3年生の佛爽菜(ほとけ・さやな)さんをはじめ、仲間の生徒、それに慶風高校を運営する学校法人田原(たはら)学園の田原サヨ子理事長らが和歌山市役所の市長室を訪れ、尾花市長に義援金を託しました。
尾花市長は「皆さんから頂いた温かい気持ちと義援金を、しっかり被災地に届ける」とお礼を述べました。
インターアクトクラブの佛さんは「石川県の被災者だけでなく、日本全体が悲しく暗い気持ちを抱えていることに心を痛めました。いまも避難所で生活している沢山の人々の苦痛を少しでも和らげるよう、義援金を役立てて欲しいです」と話しています。
義援金は、和歌山市から日本赤十字社を通じて、能登半島地震の被災地へ贈られます。
和歌山市には、きのう(27日)までにおよそ760万円の義援金が寄せられています。