南海電鉄の無人駅で、駅施設が動作しないトラブル
2024年02月25日 16時41分
きょう(25日)未明、南海電鉄の無人駅で、照明が灯(とも)らない、券売機が動作しないなどのトラブルがありました。
南海電鉄によりますと、きょう午前4時半頃、無人駅などの対応を一括で遠隔管理する駅総合案内センターで、始業準備をしようとしたところ、システムが起動しないという不具合が発生しました。これに伴い、和歌山県と大阪府の無人駅あわせて12駅で、駅の照明が灯らない、券売機やインターホン、エレベーターなどが動作しないなどのトラブルが発生しました。
トラブルがあったのは、和歌山県内では、高野(こうや)線の紀見峠(きみとうげ)、御幸辻(みゆきつじ)、紀伊清水(きいしみず)、上古沢(かみこさわ)、紀伊細川(きいほそかわ)、紀伊神谷(きいかみや)の各駅と、加太(かだ)線の磯ノ浦(いそのうら)駅で、大阪府内では、南海本線の1駅と高野線の4駅となっています。
このため、南海電鉄では、近隣の駅から係員を派遣するなどして、乗客対応や復旧作業にあたり、発生から2時間あまり経った午前6時40分頃、システム障害がほぼ復旧しました。
南海電鉄では、駅遠隔サーバー内のアプリケーションに起動不具合があったとみて、原因究明をすすめるとともに、再発防止策などを検討するとしています。