和歌山西警察署の「万引き防止連絡会」万引き防止第一人者の大久保准教授が講演
2024年02月22日 14時47分
和歌山市内のコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店主らが万引きの防止について学ぶ連絡会が、きょう(22日)和歌山市吹上(ふきあげ)の和歌山西警察署で開かれました。
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これは、官民一体となって万引きを許さない社会をつくろうと、和歌山西警察署が、管内や周辺の商店とともに万引き防止連絡会を構成しているもので、きょうは、およそ40店の代表が出席しました。
![](https://news.wbs.co.jp/wp-content/uploads/2024/02/s和歌山西署の大野署長.jpg)
はじめに、和歌山西警察署の大野矢雄(おおの・ちかお)署長が「和歌山市内では、毎日1件は起こっている計算になるほど万引きの認知件数が多い。非常に簡単に誰もが誘惑に駆られて犯す窃盗罪だ。きょうの会をきっかけに、協力して万引きを防ぐ意識を高めて欲しい」と呼びかけました。
続いて、万引き防止の研究で有名な香川大学教育学部の大久保智生(おおくぼ・ともお)准教授が「効果的な万引き防止対策」と題して講演しました。
![](https://news.wbs.co.jp/wp-content/uploads/2024/02/s香川大学の大久保准教授.jpg)
大久保准教授は、万引き被害に遭いやすい商品陳列やセルフレジ、万引き犯の不審な行動の傾向などを紹介し「毅然とした対応や積極的な声かけ、相手の目を見ることを徹底することはもちろん、地域や家庭、学校などとも協力して意識向上に努めることが重要だ」とアドバイスしました。
![](https://news.wbs.co.jp/wp-content/uploads/2024/02/s刑法犯認知件数と万引き件数の推移.jpg)
和歌山県警察本部によりますと、県内では去年(2023年)1年間で626件、このうち和歌山市内では、半数以上となる 325件の万引きが発生しています。