毒物カレー事件で再審請求 3回目、鑑定の誤り主張
2024年02月21日 18時24分
和歌山市で1998年に4人が死亡した毒物カレー事件で、殺人などの罪で死刑が確定した林真須美(はやし・ますみ)死刑囚62歳が、和歌山地裁に3回目となる再審=裁判のやり直しの請求をしていたことが分かりました。
関係者の話で明らかになったもので、林死刑囚は今月5日に再審請求書を送付したということです。
請求書によりますと、祭り会場にあった紙コップのヒ素と、林死刑囚の自宅で見つかったヒ素が同じだとする鑑定や、林死刑囚の毛髪からヒ素が検出されたという鑑定は誤りだったなどと主張しています。
林死刑囚は2009年の死刑確定後に再審請求しましたが、2017年に和歌山地裁が棄却しました。
らに2021年にも「第三者の犯行」として再審請求し、和歌山地裁に去年、棄却されましたが、大阪高等裁判所に即時抗告していました。