和歌山市立高松小学校で「絆商店」能登半島地震の募金も
2024年02月17日 16時29分
和歌山市立高松小学校で、きょう(17日)児童らが和菓子やたこ焼き、ラーメンを市民に販売する「絆商店(きずなしょうてん)」を開き、保護者や地元住民らで賑わいました。
これは、高松小学校が児童に地域住民との交流や経済活動を実践的に学んでもらおうと、総合学習の一環として行われている催しで、新型コロナ禍による中断を経て、ことし(2023年度)久しぶりに再開されました。
高松小学校の校舎やグラウンドには、午前10時のオープンと同時に大勢の保護者や地元の住民が集まり、地元の和菓子店・紫香庵(しこうあん)の協力で用意されたわらび餅やまんじゅうをはじめ、ソーセージの入ったオリジナルの「多幸(たこ)焼き」それに、和歌山ラーメンの販売ブースに行列を作って買い求め、教室に用意されたイートインスペースで味わっていました。
また会場には、児童会などの提案で能登半島地震の義援金の募金箱が設置され、児童らが協力を呼びかけました。児童のひとりは「沢山の人が募金してくれて嬉しいです。家が壊れたり、亡くなったりする人が多く、大変だと思います」と話していました。
高松小学校では、きょうの売り上げと募金を、和歌山市を通じて能登半島地震の被災地へ贈ることにしていて、藤原(ふじはら)ゆうこ校長は「先日、児童会が校内での募金箱設置を企画したことがきっかけで、絆商店でも募金と売り上げの寄附を行うことになりました。児童には人と人とのつながりを大切にして欲しいです」と話しています。