和歌山市、廃止予定バス路線などに補助金

2024年02月15日 20時20分

交通政治社会

和歌山市は今年9月に廃止予定の3つのバス路線の事業者に路線維持のための補助金を支出することを決め、今月22日開会する市議会に関連議案を提案します。

これは和歌山市の尾花正啓市長が新年度の事業概要を説明して明らかにしました。それによりますと、紀伊風土記の丘や雑賀崎、川永団地と和歌山市中心部のターミナルを結ぶ和歌山バスが運営している路線バスが利用客の減少や運転手不足を理由に、今年(2024年)9月末で路線の廃止を決めていましたが、住民から存続を求める声が上がっていました。

市では、独自での存続が難しくなっている南海和歌山市駅と坂田を結ぶ路線についても併せて補助することにし、新年度2000万円の予算を組んで対応することを決め市議会に関連議案を提案します。

市では和歌山市北部や紀三井寺地域で運行している地域バスの運行を引き続き支援するほか、70歳以上の市民が和歌山電鐵貴志川線を1回100円で利用できる10枚つづりの回数券を年間一人4冊まで購入できるようにすることも決め、予算案を提案します。

和歌山市では地域の公共交通の利便性向上のため地域交通の充実を検討していくことにしています。

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