万博関連の情報<発信:和歌山県>

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有料サイト未払い金などで被害 和歌山市の女性、380万円

2024年02月14日 18時43分

事件・事故社会

有料サイトに未払い金があるなどと言われ、指示されるままに現金を振り込むなどして和歌山市の60歳代の女性が、あわせて380万円をだましとられたことがわかりました。警察は、特殊詐欺事件として捜査するとともに、身に覚えのない電話がかかってきたときには、すぐに電話を切るよう呼びかけています。

和歌山北警察署によりますと、先月(1月)30日の午前8時半頃、被害を受けた女性の携帯電話に、個人情報保護委員会を名乗る男から電話があり、「有料サイトで未払いになっている。このままでは裁判になり実刑になる。違約金を支払えば示談で済み、実刑は免れる」などと言われ、女性は「身に覚えがない」と反論しました。

しかし、男から「携帯電話がハッキングされ、手違いで有料サイトに入っていたかもしれない。あなたに落ち度がないことがわかれば、返金される」などと言われ、男の指示に従ってコンビニエンスストアでアップルギフトカード10万円分を3枚購入し、カードの番号を男に伝えました。

ここまでで女性は、いったん携帯電話を切りましたが、再び男かられんらくがあり、「ほかの有料サイトでも未納料金がある」と言われ、相手の指定する口座に50万円を振り込みました。

その後、2月に入って内閣サイバーセキュリティセンターを名乗る別の男から電話があり、「あなたの携帯電話を利用して被害に遭った人がいる。サイバー保険に加入すれば少ないお金で補償されるし、あとで返金される」と言われ、2月9日までに6回にわたりあわせて300万円を、相手が指定する口座に振り込み、女性の被害総額は、電子マネーを含めて380万円となりました。

最終的には、男とのやり取りの中で、「被害に遭った旅行代理店の従業員の給料を支払ってほしい」などと言われたことに疑問を感じた女性が、家族や警察に相談し、だましとられたことに気付きました。

警察では、電話やメールで、身に覚えのない請求をされた場合は、すぐに電話を切り、県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話」0120・508・878(これは・わなや)に相談するよう呼びかけています。

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