羽衣国際大学「わかやま市民講座」開催

2024年02月07日 18時27分

教育歴史・文化福祉・医療

羽衣国際大学が主催する今年度(2023年度)後期の市民講座が、きょう(7日)から和歌山市で始まりました。

これは、大阪・堺市にキャンパスがある羽衣国際大学の授業を広く一般の人にも体験してもらおうと開いているもので、今期で23回目です。

きょう午後2時から、和歌山市美園町のけやきONE(わん)ビルで開かれた市民講座では、人間生活部人間生活学科の渋谷光美(しぶや・てるみ)教授が、「フィリピンのNGOによるストリート・チルドレンへのケアサポートからの学び」と題して講演し、13人の市民が受講しました。

講座では、ストリート・チルドレンそのものの定義やフィリピンにおけるストリート・チルドレンが増加している要因について説明した上で、子どもたちが声をあげることができる制度が整いつつあることや子どもたちにより良く生きていける未来のビジョンを具体的に示すことの重要性について言及しました。

また、大きな問題となっているストリート・チルドレンへの性暴力の現状と性犯罪に対してフィリピンと日本で行われた法改正などについて、実際の裁判事例なども交えながら紹介しました。

受講した和歌山市在住の女性は、「渋谷先生には介護福祉の話を昔伺ったことがありました。フィリピンの現状を知らなくて、驚きましたし、本当にいろいろなことを学ばせてもらいました」と話していました。

「わかやま市民講座」は、テーマを変えて、今月(2月)15日と22日、それに来月(3月)1日にも開かれます。

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