公設ロケット打ち上げ見学場チケット完売/和歌山県

2024年02月05日 20時03分

社会経済

3月9日に串本町にある日本初の民間ロケット発射場から小型ロケットが打ち上げられることを受け、県や地元の町など協力して開設する見学場の入場券が発売から2日間で完売したことがわかりました。和歌山県の岸本周平知事は、ロケット打ち上げ機運の高まりを評価し、打ち上げの成功と今後ロケット産業の集積が進むことに期待を寄せています。

県によりますと見学場は、串本町の海水浴場と那智勝浦町の小学校跡に開設されるもので、先月(1月)29日に協議会の専用のホームページで発売したところ2日で予定された5000枚が完売したということです。購入者の6割が県内と大阪在住の人で近畿地方在住者が大半を占めているということです。キャンセルが出た場合今月下旬に一般向けの再販売を行うということです。

県は見学場などで見学できない人のためにパーキング施設やイオンモール和歌山などに大型のプロジェクターを置いてパブリックビューイングを行う準備を進めています。今回の打ち上げが決定した後、地元の宿泊施設には見学を希望する人の予約が多数入っていて関心の高まりを示しています。

県によりますと、ロケットの打ち上げは3月9日午前11時の予定で、全長18メートルの小型ロケットのため、遠方では機体が見えにくいということですが、ケットの機影や線状の雲が確認できるということです。

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