万博関連の情報<発信:和歌山県>

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ロケット打ち上げ3月9日 和歌山県串本町・発射場から

2024年01月26日 19時20分

社会

和歌山県串本町で日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」から小型ロケットの打ち上げを計画している、東京にある宇宙事業会社のスペースワンがきょう(1月26日)、今年(2024年)の3月9日に初号機を打ち上げると明らかにしました。

報道の質問に答える遠藤取締役

これは、きょう午後2時から串本町のホテルで開かれたスペースポート紀伊周辺地域協議会の臨時総会でスペースワン株式会社の遠藤守(えんどう・まもる)取締役が明らかにしたものです。

臨時総会(2024年1月26日・ホテル&リゾーツ和歌山串本)

ロケットは、当初、おととし(2022年)3月末までに打ち上げられる予定でしたが、新型コロナ禍による物流の停滞などで、これまで4回延期されていました。

この中で遠藤取締役は、「これまで打ち上げが遅延し、打ち上げ時期も明示できず申し訳なかった。3月9日の午前11時から正午にかけて打ち上げることが決まった」と述べ、初号機の打ち上げ日程を明らかにした上で、「これからも引き続きの支援をお願いしたい」と呼びかけました。

また、遠藤取締役は「ようやくここまで来た。成功すれば民間として世界で二例目となる。ロケットの製造をゼロから作り上げるのは予想以上に大変な作業だったが、今は多段式ロケットのシステムの検証を行っている。今後は動作検証などを行っていくが、日程的に3月9日で行けるという確信が持てたので発表した」と話しました。

また、臨時総会に出席した、協議会の会長を務める下宏(しも・ひろし)副知事は「打ち上げまで時間がないが、地域が団結して頑張っていけるように、県としても、しっかり対応したい」と話しました。

また、地元・串本町の田嶋勝正(たしま・かつまさ)町長は、「町民の皆さんが待ち続けていた打ち上げの日時が発表されてとても嬉しい。交通渋滞などがないよう安全対策をしていきたい。今後は、この地域から宇宙飛行士を目指す子供たちが出てきてくれるよう、力を入れ、観光だけでなく、教育にも大きな成果をあげられるようにしていきたい」と意気込みを語りました。

臨時総会では、見学場の入場チケットが1月29日に発売されることや、打ち上げに際してのイベントが発表されたほか、オフィシャルツアーについては、準備が整い次第、発表するということです。

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