避難所のあり方を検討 尾花和歌山市長
2024年01月26日 19時17分
元日に発生した能登半島地震で、寒さ対策など避難所のあり方が問題になっている点について、和歌山市の尾花正啓市長は、「和歌山市でも避難所のあり方についてしっかり検討したい」と述べ、大規模災害への備えに改めて取り組む考えを示しました。
これは、きょう(26日)の定例の記者会見で尾花市長が記者の質問に答えて述べました。和歌山市では災害発生後の事前復興を策定していて市内には100か所の避難施設があります。能登半島地震を踏まえ尾花市長は「避難所の寒さ対策など避難所の環境対策が重要だと思う」とのべ避難所のあり方を検討していく考えを示しました。
また尾花市長は災害時に仮設住宅を早急に建設する必要があるとしていて、高台に広場を設けたり、現在の広場を活用し仮設住宅を建設するなど、災害時の仮設住宅建設についても前向きに取り組む考えを示しました。
このほか、今回の地震では1981年以降2000年までの耐震基準の建物の倒壊があることについて、尾花市長は、市として引き続き市民に住宅の耐震診断を受けることをPRするとともに、空き家の耐震化などについても補助を推進するなど対応していくとしています。