和歌山県・高野山に巨大ゴボウ奉納 「はたごんぼ」

2024年01月19日 20時46分

歴史・文化社会

和歌山県高野町の世界遺産・高野山真言宗総本山金剛峯寺にきのう(1月18日)、麓(ふもと)の橋本市西畑(にしはた)地区特産の巨大ゴボウ「はたごんぼ」5本が奉納されました。

大きさは、最大で長さおよそ80センチ、太さおよそ8センチ、重さおよそ1・5キロです。「はたごんぼ」の名前は、「西畑のゴボウ」に由来していて、赤土で栽培された身は柔らかく香りも強いゴボウです。

かつて高野山麓の集落には、旬の野菜などを奉納する「雑事(ぞうじ)のぼり」という風習がありましたが、農事組合法人「くにぎ広場」が10年前に風習を復活させ、およそ18キロの険しい、世界遺産の参詣道「黒河道(くろこみち)」を歩いて届けていました。

今回は、去年の台風の影響で道が通行止めとなっているため、生産者ら5人が車で運び込みました。

高野山真言宗の今川泰伸(いまがわ・たいしん)宗務総長63歳は、「毎年、精進料理の一つとして奉納いただき、ありがたい。お大師様にお供えいたします」と話していました。

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