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第17回和歌山県民俗芸能祭 2月18日開催

2024年01月19日 20時47分

イベント歴史・文化

和歌山県内の民俗芸能を紹介する「第17回和歌山県民俗芸能祭」が来月(2月)18日、田辺市の紀南文化会館小ホールで開かれます。

これは、県内各地に伝わる郷土色豊かな民俗芸能を一堂に集めて紹介し県民に再認識してもらおうと、和歌山県と一般財団法人・和歌山県文化振興財団が2007年から毎年主催しているものです。

去年(2022年)は、新型コロナウイルス感染の影響で参加希望の団体がなかったことなどから初めて中止となりましたが、今年は2年ぶりに開催されます。

出演する和歌山県内の民俗芸能は、田辺市中辺路町の「野中(のなか)の獅子舞(ししまい)」、田辺市下川下(しもがわしも)の「上野(うえの)の獅子舞(ししまい)」、湯浅町の「顯國神社(けんこくじんじゃ)三面獅子(さんめんじし)」の3つです。

このうち、今回が初めての出演となる「上野の獅子舞」は、田辺市下川下(しもがわしも)にある現在の春日神社に、室町時代から伝わる獅子舞で、現在は、毎年11月3日に行われる神社の秋祭りに奉納されています。

また、今年の民族芸能祭には、関西広域連合の会議で「是非、出演の機会を得たい」という申し出を受けた和歌山県が、初めて県外の団体をゲストとして招きました。

ゲスト出演するのは、滋賀県長浜市(ながはまし)の「寿式(ことぶきしき)三番叟(さんばそう)」で、「冨田(とんだ)人形(にんぎょう)共遊団(きょうゆうだん)」が上演します。

江戸時代後期に阿波(あわ)の人形座が借金の代わりに置いていった人形を、地域の若者が見様見真似で動かしたのが始まりとされ、戦後に訪れた消滅の危機を乗り越え、後継者の育成などに取り組み、去年、全国地域伝統芸能賞を受賞しています。

「第17回和歌山県民俗芸能祭」は、来月18日の午後1時半から田辺市の紀南文化会館小ホールで開かれます。入場は無料で全席自由席です。

詳しい問い合わせ先は、一般財団法人・和歌山県文化振興財団、話073・436・1331です。

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