小豆がゆで稲作の豊凶占い・和歌山県橋本市の隅田八幡神社
2024年01月15日 18時53分
国宝の銅鏡「人物画像鏡(じんぶつがぞうきょう)」を所蔵することで知られる和歌山県橋本市の隅田(すだ)八幡神社できょう(15日)、小豆がゆを炊いて稲作の豊凶を占う小正月の神事「管祭(くだまつり)」が行われました。
「管祭(くだまつり)」は、江戸時代中期から続くとされ、きょう(15日)の神事では、午前5時過ぎ、寺本佳文(てらもと・よしふみ)宮司が本殿前に設置した釜に米1升と小豆5合を入れ、かゆ作りを開始しました。
そして、煮えたぎったころ「わせ」「なかて」「おくて」の目印を付け、小さな穴を開けた竹筒3本を釜に沈めました。
数分後に引き上げ、中の米粒と小豆の量を見て占いましたが、「おくて」が豊作になるとの結果が出で、終了後には参拝者らに小豆がゆが振る舞われました。