和歌山県と吉本興業HDが包括連携協定
2024年01月15日 18時54分
和歌山県と吉本興業ホールディングス株式会社が、県民サービスの向上や地域の活性化などで連携することになり、きょう(15日)包括連携協定を結びました。
県では、豊富なタレントが在籍し、お笑いライヴや様々なイベントを展開しているほか、地方創生や大阪・関西万博の機運醸成などでも事業を繰り広げている吉本とタッグを組んで、県内の農林水産業や、スポーツ振興、特定健診の受診の呼びかけ、防災などを笑いを通じて県民に広く周知しようと、包括連携協定を結んだものです。
けさ、県庁の知事室で、岸本周平知事と吉本興業ホールディングスの泉正隆(いずみ・まさたか)副社長が、“和歌山県住みます芸人”「わんだーらんど」の立ち会いのもと、包括連携協定書にサインしました。
岸本知事は「お笑いをはじめ、地方創生でも実績のある吉本と連携できてとても有難い」と期待を込めました。
吉本興業ホールディングスの泉副社長は「2011年から、わんだーらんどと和歌山での地方創生に取り組んでいるが、さらに連携を深めるため県との協定に至った」と経緯を語りました。
同席したわんだーらんどのツッコミ・たにさかさんと、ボケのまことフィッシングさんは、日高川町の休耕地を活用してみかんの栽培やラスクの製造などに取り組んでいて、たにさかさんは「みかん以外にも新規就農者を増やせるよう、もっと発信したい」と語り、まことフィッシングさんは「和歌山の若者を、地元企業の担い手としてもっと呼び込めるよう努力したい」と述べました。