和歌山市でFX投資もちかけられ2300万円だまし取られる
2024年01月12日 18時05分
和歌山市内の70代の女性が、SNSのアプリで知り合った男から「FX投資をすれば金を稼げる」などと持ちかけられ、指定された銀行口座に、現金あわせて2300万円あまりを入金してだまし取られる特殊詐欺事件が発生し、警察は県民に警戒を呼びかけています。
和歌山東警察署の調べによりますと、去年(2023年)10月ごろ、和歌山市の70代の女性が、SNSのアプリで知り合った男から「FXの投資をすればお金を稼ぐことができる」などと、投資話を持ちかけられました。
女性は、FX取引をするためのアプリをダウンロードし、男から指定された銀行口座に現金100万円を振り込みました。すると、男から「利益が出た」として、女性の口座におよそ150万円が振り込まれたことから、女性は男の話を信用してしまいました。
男は、その後、女性に銀行口座へ複数回にわたって追加の投資を求めて金を振り込むよう指示し、女性は総額2336万円あまりを入金しましたが、アプリで1億円ほどの利益が出ているにもかかわらず、男から口座に入金が無いことを不審に思い家族に相談したところ、特殊詐欺被害に遭ったことに気づき、警察に届け出たものです。
和歌山東警察署では「投資名目詐欺の手口で、このような投資話を持ちかけられた場合は、ただちに詐欺を疑って、県警に相談して欲しい」と警戒を呼びかけるとともに、和歌山県警の特殊詐欺被害防止専用の通話料無料の相談ダイヤル「ちょっと確認電話」に通報するよう求めています。電話番号は0120(508)878(これは・わなや)です。