輪島市で救護活動の日赤和歌山医療センターの中医師が番組で現地の状況報告

2024年01月10日 18時25分

社会

能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市に災害医療コーディネーターとして派遣された、日赤和歌山医療センターの中大輔(なか・だいすけ)()医師が、きょう(10日)和歌山放送のワイド番組「ボックス」に出演し、現地の厳しい状況について報告しました。

和歌山放送の番組で輪島市の様子を語る日赤和歌山医療センターの中大輔医師(1月10日・和歌山放送)

中医師は、今月(1月)4日から9日にかけて、看護師と理学療法士の3人で輪島市へ派遣され、医療救護活動を支援しました。

中医師は現地の様子について「どこのトイレも排泄物で溢れてとても使えない状態だった」と語り、衛生状況の悪化を指摘しました。

また、避難所については「高齢化は和歌山同様に能登半島でも深刻で、避難所に寝たきりの老人が沢山いる。避難者が高齢者の介護をしている状況だ」と語りました。

その上で中医師は「まずは、発災して速やかな避難所の開設と運営、それに、水や流動食などの 備蓄も重要だ」と指摘しました。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55