除夜の鐘つき 大晦日に岡山の時鐘堂で

2024年01月01日 11時58分

イベント

大晦日のきのう(12月31日)から元日のきょう(1月1日)にかけて和歌山市吹上の岡山の時鐘堂では、和歌山ユネスコ協会主催の除夜の鐘をつくイベントが開かれ、およそ310人が参加し、新しい年を迎えました。

和歌山ユネスコ協会は、ユネスコ憲章の前文にある「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に、平和の砦を築かなければならない」という精神に基づき、毎年、終戦の日と大晦日に、岡山の時鐘堂で鐘をついています。

年男の11歳の男の子を含む和歌山市内から訪れた4人家族は、「今年は、学業を頑張りたい」「こうして家族全員で除夜の鐘を突きに来られて幸せ」と話し、辰年の男の子は、「いま37分連続でフラフープを腰で回すことができるので、今年は、1時間に延ばせるよう頑張りたい」と話しました。

和歌山ユネスコ協会の芝本和己(しばもと・かずき)会長は、「ユネスコは平和を希求する組織で、戦争を起こさないよう呼びかけているが、現実に目を向けると、ロシアとウクライナの戦争が2年になり、イスラエルとガザが凄惨な戦いを繰り広げている。21世紀にもこうした戦争が起きていることに力不足も感じるが、こうした活動を通して、もっといろんな人の思いを発してもらってその声を力に変えていきたい」と話しました。

岡山の時鐘堂の境内には、青色のかがり火がたかれ、訪れた人たちは、白くライトアップされた和歌山城をバックにした写真を撮影していました。

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