和歌山バス鳴神線など3路線廃止へ/和歌山県

2023年12月28日 12時25分

交通社会

  和歌山市と海南市を主なエリアとして運行している和歌山バスは、
 和歌山市内の3つの路線を来年9月末で廃止する方向で準備を進めると発表しました。
 廃止を予定しているのはJR和歌山駅と紀伊風土記の丘を結ぶ鳴神線や南海和歌山市駅と川永団地を結ぶ六十谷線と雑賀崎循環線の3路線です。
 和歌山バスによりますと、この3路線について来年(2024年)春のダイヤ改正で運行本数を減便した上で来年(2024年)9月末で路線を廃止する方向で準備を進めるということです。
 廃止の方向で準備を進めていることについて和歌山バスは赤字幅が大きいことや、慢性的な運転手不足を理由に挙げています。
 今回の発表について和歌山市の交通政策の担当者は「一定の利用者があり、路線維持のため費用を補助するなど対応してきた。利用者が多い時間帯もあり
今後も運行事業者と協議したい」と話しています。 
 今回の廃止が決定しますと、JR阪和線や紀勢線より東側の和歌山市東部地区から和歌山バスの路線は姿を消すことになります。

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