【Mソン】音の出る信号機の設置率全国1位、和歌山県

2023年12月24日 17時13分

社会福祉・医療

和歌山県内の信号機のある交差点に占める音の出る信号機がある割合、設置率は23・5%で、全国1位となっています。

新宮市の国道42号・新宮簡易裁判所南交差点にMソンで設置された音の出る信号機

和歌山県警が、今年(2023年)3月末現在でまとめた信号機の設置状況によりますと、和歌山県内には、信号機のある交差点が1870か所あり、このうち439か所に音の出る信号機が設置されています。これにより、設置率は23・5%となり、全国平均10・2%の2倍以上で、30年以上にわたって、全国1位を続けています。

「音の出る信号機」とは、一般の交通信号機に、視覚障害者用交通信号付加装置が付けられた信号機のことで、歩行者用信号の青色点灯を「ピヨピヨ」や「カッコー」といった鳥の鳴き声のような電子音で知らせます。

そして、和歌山県では、信号機のある交差点の5か所に1か所以上に音の出る信号機が設置されていることになります。設置率2位は沖縄県で22・4%、3位は鳥取県で17・5%と続きます。

和歌山放送では、1986年から音の出る信号機を増やすことを主目的とした募金キャンペーンのラジオチャリティ・ミュージックソンを実施していて、これまでに県内107か所と大阪府南部9か所に音の出る信号機を設置していて、設置率1位の一翼を担っています。

また、県内の音の出る信号機のおよそ4分の1が、和歌山放送のラジオチャリティ・ミュージックソンで寄贈したものが始まりとなっています。

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