和歌山県・かつらぎ町の四郷の串柿、大阪で初セリ

2023年12月22日 23時33分

社会経済

かつらぎ町四郷(しごう)地区で作られた串柿の初セリがきょう(12月22日)、大阪市中央卸売市場で行われ、地元・かつらぎ町の町長らがセレモニーにのぞみました。

串柿は、正月の縁起物として、餅(もち)や橙(だいだい)と一緒に飾られます。

写真提供:かつらぎ町(2023年11月)

かつらぎ町の四郷地区は、地元の広口(ひろくち)、滝(たき)、東谷(ひがしたに)、平(たいら)の4つの地域の総称で、400年以上前から串柿づくりが行われていて、今年(2023年)も皮をむいた柿を、長さおよそ50センチの竹串に10個ずつ通してすだれ状に編み上げ、軒先につるして自然乾燥させてきました。

そして、きょう午前、大阪市中央卸売市場の果実売場で四郷の串柿の初セリが行われました。

あわせて行われた記念のセレモニーでは、かつらぎ町の中阪雅則(さかさか・まさのり)町長が挨拶し、「串柿は、農家の高齢化で生産者が減っているが、これからも伝統文化を守っていきたい」と強調したほか、JA紀北かわかみの澤井壮平(さわい・そうへい)代表理事専務も挨拶し、「これからも四郷の串柿をしっかり作っていく」と力を込めました。

写真提供:かつらぎ町

四郷地区では、農家の軒先に、オレンジ色の柿の玉すだれが幾重にも連なり、山あいの里を彩っていて、これから出荷のピークを迎えます。

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