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スマホ運転代行配車のエアクルが和歌山市に営業所開設

2023年12月20日 18時47分

交通政治社会経済

スマートフォンやパソコンでスピーディーに運転代行の配車を行うサービス「AIRCLE()(エアクル)」を運営している、沖縄県の株式会社Alpaca.Lab(アルパカラボ)()が、和歌山市に営業所を開設し、きょう(20日)和歌山県と進出協定を結びました。

アルパカラボは、2018年に沖縄県中城村()(なかぐすくそん)で設立されたIT企業で、スマホやパソコンから簡単でスピーディーに運転代行の配車を頼めるサービス、エアクルを運営しています。

スマホの代行配車の説明を受ける岸本知事(手前)

地元の沖縄をはじめ、埼玉や福岡、宮﨑、それに和歌山でもサービスを展開していますが、運転代行業者が全国平均よりも多く、かつ、人口あたりの飲酒運転の検挙件数が全国ワースト3に入る和歌山県で、飲食店などと運転代行サービスの利便性向上や、飲酒運転対策の促進など、さらなる事業展開が見込めるとして、和歌山営業所の開設を決めたものです。

きょう、和歌山県庁の知事室に、アルパカラボの棚原生磨(たなはら・いくま)()社長らが訪れ、岸本周平知事と進出協定書にサインしました。

岸本知事は「アルパカラボのような若くて元気のいい企業が和歌山に進出することで若い経営者への刺激になる。一緒に面白い取り組みをやっていこう」と期待を込めました。

エアクルの棚原社長(手前)

棚原社長は「和歌山は沖縄と同じように車での通勤・通学者が多く、課題も共通している。すでにmykeeper())(マイキーパー)のようなグラフィットバイクを活用した新しい代行サービスを始めた企業もあり、このような業者と関わるほど力が強まる。和歌山での地域公共交通の新しい在り方を作り出していきたい」と意気込みを語りました。

アルパカラボでは、先月(11月)から和歌山市新通()(しんとおり)5丁目のビルに和歌山営業所を開設し、地元から正社員1人を採用する予定で、今後、エアクルの業務をはじめ、国で将来導入が検討されているライドシェアへの参入も視野に事業を展開する方針です。

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