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【新型コロナ】和県内で4週連続増加 インフルは警報基準上回る 

2023年12月15日 18時34分

社会福祉・医療

和歌山県内の定点医療機関から寄せられるインフルエンザの最新の感染者数が、1医療機関あたりで30人を超え、警報基準に達したことがわかりました。

これは、和歌山県がきょう(12月15日)発表したもので、新型コロナウイルスの感染者数とともに、4週連続で増加しています。

県健康推進課によりますと、今月(12月)10日までの1週間に、県内49の定点医療機関で新たに確認されたインフルエンザの感染者数は、あわせて1488人で、1医療機関あたりの人数が、4週連続で増加して30・37人となり、5年ぶりにインフルエンザの発生が警報基準の30人を超えました。

県全体で基準値を超えたほか、保健所管内別では、和歌山市が33人、海南が41・67人、岩出が30・50人、田辺が46人、新宮が34・33人となるなど、警報基準値を大きく上回っているところがあります。

県健康推進課では、「子どもが感染するケースが多く、インフルエンザ感染者の8割近くを占めているが、徐々にその割合は下がっていて、働く世代や高齢者の割合が増えている」と指摘した上で、咳エチケットや手洗い、クチン接種などの感染対策の徹底を呼びかけています。

一方、新型コロナウイルスの感染者数は 和歌山県内にある49の定点医療機関をあわせて145人で、前の週より9人増え、4週連続の増加となりました。

1医療機関当たりの平均は、0・18人増えて2・96人となり、保健所管内別では、前の週を上回ったのが、海南、橋本、湯浅、田辺の4つの保健所管内で、それ以外の和歌山市、岩出、御坊、新宮、串本支所の管内では、減少しました。

この1週間に新たに入院した感染者は37人で、前の週の2倍以上に増えています。

県健康推進課は、「新型コロナウイルスの感染者もわずかだが増えている」としてインフルエンザとともに感染対策を徹底するよう呼びかけています。

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