筒香選手・地元の和歌山県橋本市に「筒香スポーツアカデミー」竣工

2023年12月14日 17時04分

スポーツ

和歌山県橋本市出身で、大リーグ・ジャイアンツ傘下のマイナーなどでプレーした筒香嘉智(つつごう・よしとも)()選手32歳が、自費2億円を投じて橋本市に建設していた新しい野球施設がこのほど完成し、竣工式が開かれました。

筒香嘉智選手(2021年12月・和歌山県庁)

この施設は「筒香スポーツアカデミー」と呼ばれ、メイン球場の天然芝は、筒香選手もプレーしたことのある、ドジャース入りが決まった大谷翔平()選手の新たな本拠地と同じ品種が使われているほか、室内練習場も整備しています。

和歌山県庁を訪れた筒香裕史さん(左)と嘉智選手(右)(2021年12月・和歌山県庁)

今月(12月)2日にスポーツアカデミーで開かれた竣工式には、筒香選手と、ここを拠点とする新しい少年野球チームの代表を務める兄の裕史()(ひろし)さん、それにチームの児童およそ60人らが出席し、小学5年生の梶谷陸()(かじたに・りく)くんは「すごい球場で大好きな野球ができて嬉しいです」と目を輝かせていました。

筒香選手は、指導者の暴言や投球過多など、肉体や精神に強烈なストレスを科す日本の少年野球への危機感を強く抱き、繰り返し警鐘を鳴らしてきました。

その一環として、新しい野球施設と少年チームを地元・橋本市に作った筒香選手は「全国の野球チームのサンプルになるようなチームにしたい。子どもたちの将来を第一に、世界で活躍できるような人材を足もとからつくり、自分を育ててくれた野球界に還元したい」と意欲を語りました。

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