和歌山大学ときのくに信金『未来事業』共同デザインプロジェクト

2023年12月14日 12時22分

教育経済

和歌山大学ときのくに信用金庫による、新規事業の立案を実践形式で教える特別授業「『未来事業』共同デザインプロジェクト」が行われています。

きょうの特別授業のもよう(12月14日・和歌山大学)

これは、和歌山県内の企業と和歌山大学の学生とのマッチングや連携を深めようと、去年(2022年)10月、和歌山大学ときのくに信用金庫が包括連携協定を結んだことから企画された、8回シリーズの特別授業です。

1年生から4年生までの24人が受講し、きのくに信金の職員がファシリテーターとして、講師には製材業や食品業、それに和歌山放送など県内5社の社員が参加し、最終的に学生がグループに分かれて新規事業案を作成し、発表するものです。

和歌山大学の田代特任准教授

きょう(14日)の授業では、はじめに、和歌山大学・アントレプレナーシップデザインセンターの田代優秋()(たしろ・ゆうしゅう)特任准教授は「闇雲にアイデアを出し合うのではなく、顧客の課題を見極め、どのように解決するかを様々な角度から検証し提示する作業」と説明しました。

企業の社員と学生のグループワーク

続いてグループワークが行われ、学生らが、それぞれの企業の持つビジョンや事業の意義、課題について社員にインタビューし、具体的な将来像を深掘りしました。

和歌山大学・事業共創コーディネーターの堀成次()(ほり・せいじ)さんは「思った以上に活発なコミュニケーションが展開され、回を重ねていけば、より良い案が生まれると期待しています」と話しています。

和歌山放送のグループ

この特別授業は、来年(2024年)2月まで行われ、成果の発表などが行われます。

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