和歌山市の女性、電子マネー80万円騙し取られる

2023年12月12日 20時31分

事件・事故社会

和歌山市内の50歳代の女性が、携帯電話にかかってきた男に「インターネットサイトの未納料金がある」などと言われて電子マネーを購入し、あわせて80万円をだまし取られていたことがわかりました。

和歌山東警察によりますと、今月(12月)9日の午後5時半頃、女性は携帯電話にかかってきた「NTTファイナンス」を名乗る男から「インターネットサイトの未納となっている料金を支払ってもらう必要がある。あなたがハッキングされていた場合には、95%を返金する。このまま電話をつないでおくので、コンビニで電子マネー30万円分を購入してほしい」と言われ、指示された通り、電話をつないだままコンビニで電子マネーを購入し、カード番号を相手に伝えると、「確認した上で、返金の手続きをします」と言われて、いったん電話を切りました。

数時間後に、「個人情報保護総務省行政機関」を名乗る男から携帯電話に連絡があり、「返金の手続きをしていたら、別の未納料金が見つかりました。50万円を支払わないと返金手続きができません」と言われ、追加費用を催促されるまま、複数のコンビニエンスストアで電子マネーを購入し、あわせて80万円を送金しました。

5時間ほどの間に80万円をだましとられた後、女性は、「おかしい」と思ってインターネットで「NTTファイナンス」を調べたところ、同じ手口でだまされた人がいることを知り、警察に届け出ました。

県警は、「電子マネーを買って番号を送って」とか、「キャッシュカードを渡して」「保険料を還付します」といった電話を受けた場合には、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話」0120・508・878(これは・わなや)です。

WBSインフォメーション

WBSショッピング55