【新型コロナ】  和歌山県内で3週連続増加 インフルエンザも3週連続増加

2023年12月08日 20時51分

社会福祉・医療

和歌山県内の定点医療機関から寄せられる新型コロナウイルスの最新の感染者数が3週連続で増加したことがわかりました。これは、和歌山県がきょう(12月8日)発表したもので、インフルエンザの感染者数についても3週連続で増加しています。

県健康推進課によりますと、今月(12月)3日までの1週間に、県内49の定点医療機関で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は136人で、前の週より44人と大幅に増え、1医療機関当たりの平均は、0・9人増えて2・78人となり、3週連続の増加となりました。

県内の保健所管内別の1医療機関あたりの平均感染者数は、和歌山市が2・87人、海南が6・67人、岩出が2・67人、橋本2・67人、湯浅が0・50人、御坊が2・67人、田辺が3・14人、新宮が1・67人、串本支所管内は2・00人となっています。

前の週を上回ったのは、和歌山市、海南、岩出、橋本、新宮、串本支所の6つの保健所管内で、湯浅保健所管内で減少したほか、御坊と田辺の保健所管内は横ばいとなりました。この1週間に新たに入院した感染者は14人で、前の週より2人増えました。

一方、インフルエンザの1医療機関あたりの感染者数は、前の週より2・04人増えて県全体で25・37人となり、3週連続で増加しました。

インフルエンザ流行の警報基準は30人で、県全体ではまだ基準値に達していませんが、保健所管内別にみると、田辺が32人で基準を超えているほか、新宮は51人となっていて、基準値を大きく上回っています。

県健康推進課では、「インフルエンザ感染の増加率は下がっているが、地域によっては警報基準を超えているところがある。特に子どもが感染するケースが多く、インフルエンザ感染者の8割が19歳未満となっている」と指摘した上で、あらためてマスクの着用やこまめな手洗いなど感染対策を徹底するとともに、新型コロナウイルスとインフルエンザ、双方のワクチン接種を呼びかけています。

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