和歌山市が移動の実証実験

2023年12月06日 18時28分

交通社会経済

和歌山市は大阪大学や民間と連携し、電動カートなどを利用して和歌山城や周辺道路での人の移動や人の流れを調査する実験に取り組んでいます。

実証実験は今月(12月)2日から4日までの前半の実験に続いて、後半の実験が8日から始まります。

この実験は和歌山城周辺やまちなかの賑わいを創出しようと、和歌山市と大阪大学や民間の調査運営会社が共同で行っています。

実験は低速の電動のカートや一人乗りのキックボードなどを利用し、和歌山城内や周辺道路を実際走行してもらい、ポイントラリーなどを楽しむものです。

また、人の流れを計測する機器を使い、観光客らをまちなかへ誘導することなどを調査研究します。

和歌山市では、和歌山城天守閣や和歌山城公園内の動物園の入場者数は把握していますが、観光客や市民がどのようにして和歌山城に来るかがわかっていないほか、城や周辺を散策したあとそのまま帰ってしまうケースが多いことが課題になっています。

市では今後こうした研究を踏まえてまちなかへの市民や観光客を誘導する方法などを工夫していくことにしています。

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