【比地震津波】和歌山県内でも津波観測、津波注意報解除
2023年12月03日 10時32分
フィリピン付近で発生した地震に伴い、きょう(3日)未明、太平洋側の各地で、最大40センチの津波が観測されました。総務省消防庁によりますと、きょう午前4時時点で、津波による人的被害は確認されていません。
気象庁は、和歌山県など、太平洋側の11都県の沿岸部や島しょ部に津波注意報を発表しましたが、きょう午前9時までに、全て解除されました。また、串本町や新宮市に発令されていた避難指示も解除されました。
気象庁によりますと、地震はきのう午後11時37分頃、フィリピン付近で発生し、地震の規模を示すマグニチュードは7・7で、震源はミンダナオ島付近です。震源の深さは32・8キロでした。
気象庁の観測で、これまでの最大の津波は、午前4時27分に東京・八丈島で観測された40センチで、このほか、和歌山や千葉、静岡、愛知、三重、徳島、高知の各県で津波が観測されました。
和歌山県沿岸で観測された最大の津波は、御坊市祓井戸(はらいど)で、午前4時15分に20センチ、串本町袋港(ふくろこう)で、午前5時52分に20センチ、那智勝浦町浦神(うらがみ)で、午前6時23分に10センチです。
また、津波注意報は解除されましたが、気象庁では、今後1日程度、若干の海面変動が続くことが予想されるとし、海での作業やレジャーの際に注意するよう呼びかけています。