和歌山県白浜町内の住宅で、住人の高齢男性が倒れているのが見つかり死亡した事件で、白浜警察署はきょう（１２月１日）、事件のあと入院していた男性の妻を殺人の疑いで逮捕しました。

捕まったのは、白浜町十九渕(つづらぶち)の無職、熊谷すみ子(くまがい・すみこ)容疑者７３歳です。

白浜警察署の調べによりますと、熊谷容疑者は、先月（１１月）２４日頃、白浜町の自宅で夫の勇（いさむ）さん当時８２歳を首を絞めるなどして殺害した疑いがもたれています。

熊谷容疑者は、先月２４日の午前９時４０分頃、近隣住民の住宅を訪ねて「夫を殺した」と話し、１１０番通報で駆け付けた警察官が、自宅で倒れていた夫の勇さんを発見しました。

勇さんは、病院で死亡が確認され、その後の司法解剖で、死因は、首を圧迫されたことによる窒息死とわかりました。

一方、熊谷容疑者には、自傷行為とみられる傷があったため、入院して治療を受けていましたが、きょう退院し、白浜警察署で行われた事情聴取で犯行を認めたため、殺人の疑いで逮捕されました。

警察では、殺害方法や動機などについて詳しく調べることにしています。