和歌山市立西脇中学校の美術部員が神社に来年の干支の絵馬を奉納

2023年11月29日 14時50分

教育歴史・文化社会

和歌山市立西脇(にしわき)()中学校・美術部の生徒たちが、来年の干支()()」を描いた大きな絵馬を製作し、きょう(29日)地元の八幡神社に奉納しました。

記念撮影する西脇中学校の美術部部員(11月29日・和歌山市本脇・射箭頭八幡神社)

絵馬が奉納されたのは、和歌山市本脇(もとわき)()射箭頭()(いやと)八幡神社です。西脇中学校の美術部では、およそ17年前から干支の大絵馬を製作して奉納しています。

完成した大絵馬

ことし(2023年)も、夏休みの終わりごろから20人の部員が製作に取りかかり、2年生がメインとなる鋭いまなざしの大きな()の絵を、1年生と3年生が龍の周囲を取り囲む小さな円の中に可愛い龍の絵を描き入れました。

同時に奉納された龍の書き割り

また、ことしは、学校の文化祭用に製作した、顔を出して記念撮影が出来る龍の書き割りもあわせて奉納しました。

橋爪祥子宮司の祈祷を受ける生徒ら

きょう午前、神社を訪れた美術部員と教諭らは、本殿で橋爪祥子()(はしづめ・しょうこ)宮司から祈とうを受け、氏子らが絵馬を除幕しました。

西脇中学校美術部の部長で3年生の山下吉愛(やました・よしい)()さんは「最高の出来です。可愛く仕上がりました。部員のみんなが描き入れられるようにデザインしました。平和と健康を願い、参拝した人に笑顔になってもらえたら嬉しいです」と、充実した表情で話していました。

射箭頭八幡神社の橋爪宮司は「前任の宮司の頃からずっと続けて頂き、本当に有難いです。若い人たちの神社の馴染みが薄くなるなかで、生徒が先生と一緒に参拝してくれて、とても嬉しいです」と喜びを語りました。

大絵馬は、射箭頭八幡神社の本殿左脇に設置されています。

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