大阪府が来年度からの導入を目指している高校授業料の完全無償化制度に、和歌山県内の複数の私立高校が参加する方針であることが学校側の話で分かりました。

大阪府以外の私立高校の参加方針が明らかになるのは初めてで、この制度に参加すると、大阪府内から通う生徒の授業料は無償になります。

制度に参加する意向を示したのは橋本市の初芝橋本高校や和歌山市の智弁和歌山高校など合わせて７校です。

授業料が補助の上限の６３万円を超えた分は学校側の負担となりますが、７校はいずれも下回っているため、負担は生じないということです。

２割ほどの生徒が大阪府から通っている智弁和歌山高校の宮口祐司(みやぐち・ゆうじ)校長は「制度に参加しないとなると、保護者や生徒に説明がつかない」と話しています。