和歌山市の医療系2大学が帰宅困難者一時滞在受入れで協定
2023年11月24日 19時31分
和歌山市にキャンパスを構える宝塚医療大学と、和歌山リハビリテーション専門職大学は、災害時に帰宅困難者を一時的に受け入れることになり、きょう(24日)和歌山市と協定を締結しました。
大規模災害時に交通機関がマヒすることにより、和歌山市内で多くの帰宅困難者が出ると想定され、一時的な受け入れ施設の確保が重要として、JR和歌山駅に近い宝塚医療大学と、南海和歌山市駅に近い和歌山リハビリテーション専門職大学が一時的な受け入れ施設となることで和歌山市と合意し、協定の締結に至ったものです。和歌山市は、これまでに不動産業のアズマハウスなどとこのような協定を結んでいますが、大学などの教育機関と結ぶのは初めてです。
きょう、和歌山市役所に、宝塚医療大学の岸野雅方(きしの・まさみ)理事長兼学長と和歌山リハビリテーション専門職大学の寺下俊雄(てらした・としお)理事長兼学長が訪れ、尾花正啓(おばな・まさひろ)市長と協定書にサインしました。
宝塚医療大学の岸野理事長は「和歌山リハビリテーション専門職大学とともに和歌山で医療を目指す学生を教育している我々が、和歌山市民に役立つ機会を頂いた」と述べました。和歌山リハビリテーション専門職大学の寺下理事長は「災害時に和歌山の皆さんへ恩返し出来るよう、最大限の協力をしたい」と話しています。
これに対し、尾花市長は「南海トラフ巨大地震はもとより、ことし(2023年)6月の線状降水帯による豪雨では、ホテルがいっぱいになるなど帰宅困難者の待遇に苦慮した経験もあるなかで、一時滞在施設として両大学が協力してもらえることは大変有難い」と感謝を述べました。
協定では、両大学は災害時に帰宅困難者らに対して、エントランスや教室、会議室、トイレなどを一時的に開放するとしています。