和歌山県で シルバーリーダー育成講習 交通安全意識向上へ 

2023年11月23日 19時04分

交通社会

高齢ドライバーに対し、交通安全教育を行う地域の人材、シルバーリーダーを育成するための講習会がきょう(11月23日)、和歌山市で開かれ、交通安全活動のボランティア団体のメンバーが座学や実車体験で交通安全について学びました。

2023年11月23日・和歌山県自動車学校で

これは、内閣府が、地元での開催を希望する都道府県とともに主催しているもので、今年度は、和歌山県と徳島県で開催されます。

講習会は、きょう、和歌山市園部の和歌山県自動車学校で開かれ、和歌山市の老人クラブ連合会や交通指導員会、交通安全母の会や地域交通安全運動推進員会からあわせて14人が参加しました。

講習会では、主催者を代表して、内閣府政策統括官の毛利成吾(もうり・せいご)さんが挨拶し、「高齢者の運転で気を付けるべきことを、地域に戻って情報発信してもらい、高齢ドライバーのマナーアップにつながる気付きにつなげてほしい」と呼びかけました。

挨拶する毛利さん

そして講義では、「運転経験を重ねてきた高齢者は、身体機能や記憶力が思ったよりも衰えているという指摘を受けても、素直に受け入れづらい人が多く、夜間の運転を控えないなど、習慣が変わらないケースが多い」といったことが強調され、参加者は、講師の話に大きくうなづいていました。

この後、3つのグループに分かれてどうすれば、地域の人たちに、情報を提供できるか、効果的な方法について話し合い、発表したほか、自動車学校の教習コースで、実際に車に乗って、右折する際、対向する直進車の死角から走行してくるバイクや歩行者と接触する場面などを体験していました。

実車体験の様子(この写真提供:和歌山県県民生活課)

講習に参加した和歌山県地域交通安全運動推進員会・会長を務める野上泰司郎(のかみ・たいじろう)さんは、「今回の講習で、運転時の安全確認を怠っている部分に気付きました。これまでも自治会や老人会の集まりに呼ばれて漫才で交通安全を啓発してきましたが、同じことを繰り返し伝えることで、思い出すこともあると思うので、これからも続けていきたい」と話しました。

グループでディスカッションする野上さん

講習会を主催した和歌山県県民生活課の山出武文(やまいで・たけふみ)さんは、「講習会などの場だけでなく、井戸端会議的な場でも、交通安全意識の向上につながる話をしていただき、高齢者による交通事故を減らしていきたい」と話しました。

講習会の最後には、参加した14人が、シルバーリーダー研修の修了証を受け取りました。

今後、それぞれの地域でさまざまな集会などの機会を利用して交通安全意識の向上をはかり、来年1月の講習会で、それぞれの取り組みを報告することになっています。

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