島根県の八雲ソフトウェアが和歌山県有田川町で「企業の森」に参加

2023年11月22日 14時35分

政治社会

島根県松江市に本社のあるIT企業・株式会社八雲()()(やくも)ソフトウェアが、和歌山県の森林保護事業「企業の森」に参加し、和歌山県有田川町(ありだがわちょう)()の民有林で間伐()を行うことになり、きょう(22日)県と有田川町との3者で協定を締結しました。

調印後の記念撮影(11月22日・和歌山県庁・知事室)

企業の森事業は、県と県内の市町村が民間企業や団体などの協力を得て森林保全活動を行うもので、これまでに95の企業や団体が参加し、109カ所の森林で活動が展開されています。

八雲ソフトウェアは、和歌山にも支店を持ち、ソフトウェア開発や県内のDX事業などを手掛けるIT企業で、有田川町立石()(たていし)の民有林3・24ヘクタールを「八雲ソフトウェアの森」として、来年(2024年度)から間伐に取り組みます。

協定書への調印

きょう、県庁の知事室に八雲ソフトウェアの松本隆義(まつもと・たかよし)()社長と有田川町の中山正隆()町長が訪れ、岸本周平知事と協定書にサインしました。

松本社長は「現地の森を視察した際に、素人目に見ても間伐をしっかりしないと保全できないと感じた。和歌山に支店を置く我々は、事業を通じて地域貢献と地元住民との交流を促進したい」とあいさつしました。

岸本知事と中山町長は、脱炭素社会や間伐材のバイオマス燃料への加工を推進する立場から歓迎しました。

左から「きのぴー」・岸本知事・松本社長・中山有田川町長

「八雲ソフトウェアの森」は、地元の金屋町(かなやちょう)()森林組合に管理を委託し、今後、社員らが定期的に森を訪れ、間伐作業を通じて地元の人々との交流を深めることにしています。

県の企業の森事業は、これで96団体・110カ所に広がりました。

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